ること。 小形の卓上型の指示器では、1接続ケーブルは指示器の点検保守を考えて多少余らしておくこと。このとき、ケーブルが振動しないようケースなどにクランプしておくこと。また、ねずみの害や、下部からの湿気を防ぐためにケーブルの入口は、パテ等でふさぐこと。 (3)接地方法 指示器ケースのケーブル導入口には、通常ケーブルクランプが用意されているので、ケーブルのがい装の、その部分の塗料を落としてクランプで挟み込み確実に接地をとる。ケーブルにビニール被覆が施されているときは、これをはぎ取り、その部分を挟み込む。ケーブルによっては内部にシールド用編組チューブがあるから、これらはまとめて編組銅線で(はんだごてを用いて)接ぎ、ケーブルクランプの取付けねじに接続するか、又は分電盤のアース用端子へ端末処理を行い接続する。木台によってケースを浮かした場合は、船体の金属部とケース間を適当な線を用いて接続する。接地線は編組銅線のできるだけ太いもので、かつ、短く配線することが望ましい。 3・3 送受信機
(1)送受信機のケースには、機種によって装備導波管が接続されるものがあるが、それらが個々に振動すると、導波管フランジ部に亀裂を生じたりするので、船体の構造体に直接固定した取付台にしっかり取り付ける。いうまでもないが、取付台は平らなことが必要である。 (2)船体への接地は、ケース取付けねじなどで自然に落ちているが、なお確実にするために、専用の接地ボルト又は接地線を用いて行う。 (3)ケーブルのがい装はその部分の塗料を十分落とし、送受信機ケースのケーブルクランプなどで、確実に接地する。万一無線機などに雑音が入るようであれば、再度ケーブルのがい装の接地を調べ直すと同時に、ケーブルの途中の何箇所がを船体に接地するとよい。 3・4 電源装置
一般に電源装置は発熱量が大きいので、装置の内外の空気の流れを阻害しない場所に設置されていることを確認し、要すれば配置等を改善する。接地については専用の接地ボルトにて行う。特に回転形では、防振台で船
前ページ 目次へ 次ページ
|
|